2008年04月20日

きじの哲学

きじの哲学

大阪で念願の「きじ」のお好み焼きを食べることができた。

東京駅にある「きじ」東京店はいつも長蛇の列で1時間待ちは普通。
横目でその行列をみながら向かいのインディアンカレーを食べて満腹なんだけどいつも消化不良のまま帰っていってました。
その「きじ」のお好み焼きを、しかも本場大阪で食べることができたのです。

撮影で行った大阪のライブハウスの近くに「きじ」があるのを知り、早速行ってみたら、長蛇の列を予測して行ってみると列どころかお店の中もがらがら。
時間が平日のお昼の2時30分頃だったのでラッキーだったのかも。
一人なのでカウンターに腰を降ろすやいなやカウンターの中のちょっと怖い感じの眼鏡のおじさんが「何にする?」って聞かれ思考回路が止まったまま思わず定番中の定番の、豚たまと焼きそばって言ってしまった。
その後緊張しながら待っているとおじさんが「焼きそばはいつ食べはりますか?」
って聞くので、またまたおもわず「一緒でいいです」って言ってしまった。
おじさんは最初は、「はいわかりました」って言って作り始めました。

しかし焼きそばの具をいためはじめると、「ちょっと待てよ、うちの塩焼きそばは、お好みの後に食べはったらいっそうおいしく食べられますよ。ソースと塩は一緒はあかんなあ」と予想外の事を言ってきたのでこれまた思わず「じゃあそうします」と答えました。
おじさんは、「そうしよう、そうしよう、ほんな後にするわ」って自分で納得しながら焼きそばの具をいったん鉄板からあげてしまいました。

その後おじさんは、食べ物の食べ合わせについて熱く語り始めました。
「うちのお好みのソースは甘口ですから、それと塩やきそばを一緒に食べるとしつこいわ。よく家でテレビ見ながら甘いもんを食べたあとにえびせんを食べたくなるでしょう?あれと一緒ですわ」
「人間の味の錯覚やな。甘いもんを食べた後に塩味を食べるとおいしく感じる。これや。うちの焼きそばはそんな錯覚を利用しとんねん。」と言ってけたけた笑い出しました。
その後お好み焼きを食べた後に約束どおり塩焼きそばを作ってくれて食べさしてくれました。
食べているときに、おじさんが「どうですか?」とちょっと心配そうに聞いてきました。
僕は「はい、おいしいです」と言うと「それは良かった。ああ言った手前作る時にこれはおいしく作らんとあかんとプレッシャーになったわ」と言ってまた笑い出しました。
とてもわかりやすく物事を話す笑顔がとてもすてきなおじさんを僕はとても大好きになりました。
最初はちょっと怖いイメージだったのがとても優しい気配りの出来る人に変化していました。

帰り際に僕は「東京からきたんですけど東京のきじはいつも並んでいるので食べれなくて大阪で念願がかなって良かったです」と言ったら、
笑顔で頭を下げながら「えらいすんまへんなあ、でもほんまはそこの土地にいかな食べられへんっていうのがまたおいしく食べられるんやけどな」と言ってちょっと物思いにふけて「えらいすんまへん」と言った。

きじの人気の秘訣はこのおじさん(多分この人が店主?)の哲学にあるんだと思ったひとときでした。
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posted by Whoop at 11:13| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記
この記事へのコメント
うわあ、読んでるだけで、よだれが出てきました(笑)
いい話&おいしいレポート、ありがとうございます。行ってみたいな〜。
Posted by みゃ〜太 at 2008年04月21日 21:52
私も行ったことありますけど、本当は鶏のお好み焼きがお薦めです、、、。
次回は是非食べてみて下さい。
あのおじさんに私は「料理くらいはちゃんとしぃや」って一度説教を食らったことがあります(笑)
THE関西のおっちゃんって感じで大好きですけどね!
Posted by SOLAN at 2008年04月22日 10:31
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東京駅有楽町 お好み焼き きじ
Excerpt: こんどこそは!の勢いで大阪からの進出二軒目! お好み焼き きじ 骨董市もクタクタでもう・・・ルービーですYO! スジモダン焼 1280円 + 大もあります 300円..
Weblog: さぷら伊豆!渋谷の平日・伊豆の休日
Tracked: 2009-02-17 10:35